研究所業績報告システム構築
登録研究者数710人
研究者情報を一元管理
研究プロジェクト193件
進行・実績を横断管理
登録業績件数34,755件
論文等の研究業績を蓄積
大学研究所に向け、研究者情報、研究プロジェクト、論文等の業績、報告書作成を一元化した業績報告システムを構築した事例です。研究者と管理スタッフでは必要な機能が異なるため、権限に応じて画面と操作を切り替える多機能ポータルとして設計しました。
開発途中には、連携を前提としていた既存基幹システムの廃止という大きな仕様変更が発生しました。計画を止めるのではなく、失われる機能まで新システムへ取り込み、研究所全体のDXへつなげたプロジェクトです。
プロジェクト概要
業種:大学附置研究所
支援内容:研究者・研究プロジェクト・業績管理、researchmap連携、権限別ポータル、報告書出力、既存基幹機能の統合
課題と背景
ご依頼いただいた研究所では、研究プロジェクト、研究者情報、論文などの業績を複数の仕組みで管理していました。研究者が入力する情報と、管理スタッフが集計・確認する情報が分かれ、報告時期には確認と取りまとめの負担が集中していました。
研究者にとっては日々の活動を過度な負担なく登録できること、管理側にとっては権限を守りながら全体を把握し、必要な形式で報告書を出力できることが必要です。また、researchmapとの連携により、既に登録された業績を有効活用することも求められていました。
さらにプロジェクト途中で、連携先だった既存基幹システムの廃止が決定。新システムは当初の要件だけでなく、基幹側が担っていた機能も受け止める必要が生じました。
- 研究プロジェクトと研究者情報の一元管理
- 研究実績の登録・管理業務のDX化
- researchmapとの外部連携
- 権限に応じた画面・機能の提供
- 研究所内外へ提出する報告書の出力
EFGのアプローチ
利用者ごとに最適なポータルを設計
EFG独自のPythonフレームワークを基盤にスクラッチ開発。研究者、管理スタッフなどの役割と業務を整理し、ログイン後の権限に応じて必要な画面・機能へ自然にアクセスできるポータルを構築しました。
研究情報と外部データを一元化
研究者、プロジェクト、論文等の業績を関連づけて管理し、researchmapとの連携も実装。重複入力を抑えながら、報告や分析に利用できるデータを蓄積できるようにしました。
急な基幹廃止にも軌道修正
既存基幹システム廃止の決定を受け、影響範囲と必要機能を再整理。スクラッチ開発の柔軟性を活かして設計を見直し、旧システムの役割まで新ポータルへ統合しました。
成果
710人の研究者、193件の研究プロジェクト、34,755件の論文等業績を一元管理する基盤が完成しました。登録から管理、外部連携、報告書出力までがつながり、研究者と管理スタッフ双方の業務を支えています。
- 710人:登録研究者数
- 193件:登録研究プロジェクト数
- 34,755件:論文等の登録業績件数
導入後に変わったこと
研究者は、自分に必要な機能へ迷わずアクセスし、研究活動に関する情報を登録・確認できるようになりました。外部データも活用できるため、同じ情報を何度も入力する負担を抑えられます。
管理スタッフは、研究者とプロジェクト、業績の関係を横断的に把握し、必要な報告書をシステムから作成できます。基幹システムの廃止という変化も吸収し、研究所の情報基盤を一つに集約しました。
継続的な支援
研究活動や報告制度、外部サービスの仕様は変化します。長期的に使う業務基盤には、制度変更と現場の改善要望を継続して取り込める柔軟性が欠かせません。
EFGは運用状況を共有しながら、機能改善と安定運用を支援しています。研究者と管理スタッフの双方にとって使いやすい基盤を継続的に育てています。